米マクドナルド、マレーシアで不買運動
■米マクドナルド イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスによる戦闘の余波で、マレーシアで不買運動が始まり、同社は対応に苦慮している。同社がイスラエルの権益に結びついているとの噂が流れているためだ。
地元メディアの報道によると、活動家がソーシャルメディアを通じてボイコットを呼びかけ、マレーシアの250店舗で顧客の足が遠のき始めた。同国東海岸のトレンガヌ州にフランチャイズ2店舗を持つオーナーは、2日間で売り上げが80%減ったと嘆く。
これに対し、マクドナルド・マレーシアは日刊紙に広告を掲載。同社が利益を政治または紛争関連のキャンペーンに流用することはないと噂を否定した。1万2000人いる同社スタッフのうち85%がイスラム教徒で、フランチャイズ店のオーナーも一部がイスラム教徒だという。
(クアラルンプール=CK・タン)