米中対話、経済巡り応酬 手詰まり感強く
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【北京=矢沢俊樹】米国と中国が経済や安全保障上の懸案を話し合う第6回米中戦略・経済対話は9日、気候変動を含む経済問題を集中討議した。地球温暖化やエネルギー対策では協調を演じたものの、市場への影響が大きい通貨・人民元問題や米金融緩和の出口では攻守を入れ替えて応酬。市場開放の"実利"に乏しい対話にも米側は業を煮やしており、外交・安全保障と同様に経済も手詰まり感が濃厚だ。
同行筋によると開幕に先立つ8
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