TPP「マレーシアと共同歩調」 自民・西川氏
自民党の西川公也環太平洋経済連携協定(TPP)対策委員長は29日、TPP交渉で連携を強めるため、マレーシアに出発した。これに先立ち、都内で記者団に「31日にムスタパ通産相と会談する。お互いにまとまって、(TPP交渉で)日本が主導権を発揮できるようにしたい」と語った。
TPP交渉でマレーシアが守りたい国有企業やマレー人優遇政策について、西川氏は「日本は理解をしてあげることが必要だ」と指摘。日本は開放政策の実施を求めているが、同国に一部で譲る姿勢をみせた。日本の合板の輸入関税に関しては「マレーシアと共同歩調がとれるだろう」と語り、関税維持を働きかける考えを示した。
TPP交渉を有利に進めるため、日本は米国以外の国とも連携を広げている。