ハウステンボス拡張構想「2~3年後めどに新施設」
ハウステンボス(長崎県佐世保市)の沢田秀雄社長は21日、テーマパークの拡張構想に関し、「2~3年後をめどに日本にこれまでなかったようなアトラクション(娯楽施設)を造りたい」と述べた。アトラクションの具体像は示さなかった。
大村湾の無人島や2001年に閉園した「旧長崎オランダ村」などが拡張場所の候補となっており、選定作業は大詰め。
沢田社長はオランダ村を管理する西海市から取得してほしいとの要請があると明かした。「前向きに検討はしているが、施設老朽化が激しい」と説明。改修費用が膨らむ点を課題に挙げた。
同日、今後の事業計画も発表した。7月5日に新規イベント「ゲームの王国」を始める。新旧のゲームを集めた「ゲームミュージアム」(延べ床面積約1500平方メートル)を無料入場ゾーンに設ける。冬と夏に開催している夜のライトアップを通年化する計画も示した。
来年は環境に配慮した低価格ホテル「スマートホテル」を開業する。投資額は20億円で客室数は144。東大生産技術研究所と鹿島がそれぞれ設計した客室を2段階に分けて来年末までにオープンする。同社で4つ目のホテルとなる。
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