IIJ、シンガポールで新サービス 企業のアジア進出支援
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、シンガポールで「IIJ GIO Singaporeサービス」の発表会を2014年4月23日に開催した。
同サービスは、IIJがシンガポール国内に設けたデータセンターとグローバルのバックボーン回線を活用することで実現したもの。2014年3月3日に提供を開始した。同サービスの海外拠点としては、中国、米国、英国に次ぐ4拠点目となる。
現地法人であるIIJ Global Solutions Singaporeのマネージング・ディレクターである大野修氏は「パソコンとスマートフォンがあれば、サーバーやPBX(構内電話交換機)などの機器を用意しなくてもすぐにビジネスが始められる」とし、同社のクラウドサービスは、ユーザー企業の東南アジア進出を支援するものだと語った。パートナー企業が用意する、クラウド上で利用できる各種業務サービスと組み合わせることによって、ユーザー企業は短期間で事業を始められるという。
発表会は当初100人規模を想定していたが、予想をはるかに上回る200人の参加希望者があった。参加者は、潜在顧客を含むユーザー企業やパートナーであるITベンダーなど。発表会では駐シンガポール日本国大使の竹内春久氏も登壇。日本とシンガポール両国のつながりをさらに強固にするものとして、新サービスへの期待を語った。
(日経BPイノベーションICT研究所 菊池隆裕)
[ITpro 2014年4月25日掲載]
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