大間原発の安全審査申請、今秋に Jパワー見通し
Jパワーは6日、青森県大間町で建設中の大間原子力発電所について、国の原子力規制委員会に安全審査を申請する時期が今秋になるとの見通しを明らかにした。同日開かれた大間町議会大間原発対策特別委員会で、Jパワーの菊池浩一郎・大間現地本部長が「(申請まで)少なくとも今後半年程度、準備期間が必要」と説明した。同社はこれまで申請時期を今夏以降としていた。
大間原発は2008年5月に着工し、14年11月の運転開始を予定していた。だが東日本大震災で建設工事が中断。12年10月に工事は再開したが、新規制基準に適合させるための設計変更など準備に時間がかかっている。このため、現在は運転開始時期を未定としている。