北海道電力泊1、2号機の審査再開 規制委
原子力規制委員会は25日に開いた原子力発電所の審査会合で、北海道電力の泊原発1、2号機(北海道)の再稼働に向けた安全審査を再開した。
北海道電は昨年7月に泊1~3号機の審査を同時に申請したものの、設計が異なる3号機のデータを1、2号機の申請書に流用したことが問題視され、1、2号機の審査は保留扱いになった。北海道電は今月7日に申請書を出し直していた。
3号機は事故時に使う注水装置の配管に予備がないことが発覚。数カ月以上かかる追加工事が必要になった。予備配管がある泊1、2号機にはこうした心配はないが、地震の影響評価などにも時間がかかる。審査合格の見通しは立っていない。
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