香港投資会社、USJに250億円出資
香港の大手投資会社パシフィック・アライアンス・グループ(PAG)は13日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するユー・エス・ジェイ(USJ、大阪市)に約250億円を出資したと発表した。出資後のPAGの持ち株比率や増資か他の株主からの取得かなどについては明らかにしていない。
USJには米ゴールドマン・サックス系ファンド、アジア系投資会社MBKパートナーズなどが出資しており、PAGの出資後も株主にとどまる。
USJは約450億円をかけて人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアを建設中で、2014年後半に開業する予定。USJはレジャー施設の運営ノウハウを生かしてアジアへの進出を視野に入れており、PAGは出資に際して「USJの次の成長と発展を助ける」とコメントした。
PAGは02年に香港で設立され、JR東京駅前の「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」などを保有するセキュアード・キャピタル・インベストメント・マネジメント(東京・港)を傘下に持つ。PAGは「日本での未公開株投資は今回が初めて」と話している。