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タイ国王、軍の実権掌握を承認 司令官が方針表明へ

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【バンコク=高橋徹】タイ国営メディアによると、プミポン国王は26日、プラユット陸軍司令官に対し、軍事クーデターで全権を掌握した「国家平和秩序評議会(NCPO)」の議長就任を正式に認める勅令を出した。国王が軍の実権掌握を正式に承認する形となる。これを受けてプラユット氏は演説。今後の国家運営の方針を表明する。

22日のクーデター宣言以降、プラユット氏の演説は初めて。暫定憲法の公布、新憲法起草や国内改革の会議設置などについて国民に説明するとみられる。

プラユット氏はクーデターを宣言した22日、国王へ全権掌握を報告する書簡を送っていた。タイのクーデターでは軍代表者が国王と面会し、その写真を公開し、国王の後ろ盾を強調するのが通例だった。今回は書簡での報告にとどめ、国王を政治対立に巻き込まないよう配慮したもようだ。

クーデターに伴い、NCPOは王室条項を除いて旧憲法を廃止した。今後は新憲法起草の「国民会議」、国内改革を進める「改革会議」を創設する方針だ。行政を担う暫定政権も発足させる意向だ。

一方、地元メディアによると陸軍施設で身柄を拘束されていた反タクシン元首相派団体、人民民主改革委員会(PDRC)のステープ元副首相ら指導者11人が26日解放された。

国家反逆罪で逮捕状が出ている元副首相らはそのまま検察当局に出頭した。まもなく保釈されるとみられている。軍に反発してきたタクシン派がどういう対応を示すかが焦点だ。

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