中間貯蔵施設汚染土の輸送計画、来年夏までに策定
東京電力福島第1原発事故で出た汚染土壌などを一時保管する中間貯蔵施設を巡り、環境省は24日、仮置き場からの輸送方法を議論する検討会の初会合を開いた。道路の整備状況や交通量などをもとに、輸送計画を来年夏までにまとめる。
同省は福島県内の除染で2200万立方メートルの汚染土などが発生すると試算。中間貯蔵施設は2015年1月に稼働予定だが、汚染土を10トンダンプなどで運搬すると3年間で終えるのに1日1500~2000台が必要になる。交通事故防止や周辺住民の被曝(ひばく)対策も求められる。
環境省は同県と双葉、大熊、楢葉各町に中間貯蔵施設建設の受け入れを要請している。