原賠機構、賠償資金1180億円を東電に追加交付
東京電力は22日、福島第1原子力発電所事故の賠償資金として原子力損害賠償支援機構から1180億円の追加交付を受けたと発表した。1421億円を受け取った昨年12月に続く24回目で累計交付額は3兆4757億円。政府から受け取った賠償資金の総額は、原子力損害賠償法に基づく1200億円の補償金と合わせて3兆5957億円となる。
政府による賠償資金の援助枠は今月、賠償指針の変更を受けて従来より約1兆円多い4兆9088億円に拡大された。17日までに支払った賠償金の総額は3兆3419億円で、1兆6000億円弱の余裕がある。
今回の追加交付は2月末までの支払い予定額を見込んだもの。受け取った資金は不動産賠償や帰宅見込み時期までの賠償金一括払いに充てる。
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