中央官庁「グーグルグループ問題」は氷山の一角
ラック 取締役最高技術責任者(CTO) 西本 逸郎
環境省や国土交通省、林野庁、復興庁などの内部メールが誰でも閲覧可能な状態になっていたとして霞が関が大騒ぎになっている。少なくとも4省庁がインターネット上でメールを共有できる米グーグルの無料サービス「グーグルグループ」を使っていたためだ。職員が日々の業務に関して送受信していたメールが外部から見られたとすれば国家の安全を脅かす可能性も否定できない。事実が判明した10日、政府は省庁の情報管理に関して対...