マクドナルド原田氏「退任でなく経営強化」
日本マクドナルドホールディングスは27日、傘下の日本マクドナルド社長にサラ・カサノバ氏を迎える人事を正式発表した。持ち株会社の原田泳幸会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は同日昼に都内で記者会見し、事業会社の社長をカサノバ氏に譲ったことについて「決して退任ではない。マネジメントの強化だ」と述べた。
原田氏は、カサノバ氏がマクドナルドカナダや日本、アジア地域の各部門で積んだ国際事業統括の経験を強調し「メニューを含むグループの資産を活用するため、国際連携を深めるには最適の人材だと考え、私が指名した。後継者を育てるのも大事な責務だ」と話した。
マクドナルドはコンビニエンスストアを含む他業態との競争激化を背景に、2013年12月期通期の業績予想を8月に下方修正している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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