原賠機構、東電に賠償資金741億円追加交付
東京電力は24日、福島第1原子力発電所事故の賠償資金として原子力損害賠償支援機構から741億円の追加交付を受けたと発表した。1762億円を受け取った8月に続く20回目で累計交付額は3兆483億円。政府から受け取った賠償資金の総額は、原子力損害賠償法に基づく1200億円の補償金と合わせて3兆1683億円となる。
20日までに被害者に支払った賠償金の総額は2兆8818億円。東電は10月末までの支払い予定額が受け取り済みの資金を上回る見込みとなったため今回の追加交付を申請していた。
資金は不動産・家財の賠償や帰宅見込み時期までの賠償金一括払いに充てる。不動産の賠償は18日までに約7900件を対象に約1374億円、家財は約2万5400件を対象に約1168億円をそれぞれ支払った。
関連企業・業界