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福島原発の汚染水対策、13年度から国費 予備費活用

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菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の貯蔵タンクから放射性物質を含む汚染水が約300トン漏れていた問題で、茂木敏充経済産業相に対して「抜本対策を早急に進めるべく(今年度予算の)予備費の活用も含めて財政措置もできる限りのことを行うよう指示した」と明らかにした。

菅長官は「弁の管理やパトロールなどタンクの管理をしっかり行ってこなかったことに大きな問題があるのではないか」と、東電の管理体制に不備があるとの認識を示した。「国としても一歩前に出ていく」と、早急な原因究明や再発防止に向けて政府も関与を強めていく考えを示した。

政府の抜本対策は、経産相が同日の福島第1原発の視察結果を踏まえて判断するとの見通しも示した。菅長官は「一日も早く解決に向けてできることをすべてやる」と強調した。

汚染水漏洩が2020年夏季五輪の東京招致に影響を及ぼすのではないかとの懸念には「外務省経由での各大使館への説明などを適切に行っているので、影響はない」と述べた。

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