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ヤフー、楽天のバナー広告を掲載 敵から顧客に

次回の楽天セールは「ワンプライス」

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国内ポータル最大手のヤフーが25日、eコマース(EC=電子商取引)最大手である楽天のバナー広告の取り扱いを始めた。これまでヤフーのサイト内で、楽天のディスプレー広告(画像付きのバナー広告)を掲載したことはなかった。EC事業で競り合ってきた両社だけに、楽天関係者は「歴史的なこと」と表現する。

ヤフーは10月にEC事業の無料化策を発表、「楽天との競争が激化」との見方が広まっていた。しかし今回の広告掲載で、ヤフーにとって楽天は「商売敵」から広告事業の「顧客」へと変化し、両社が補完関係を結ぶことが明確になったといえる。

楽天とアマゾンがヤフーECの二大顧客に

「楽天大感謝祭 11/30(土)0:00から」――。ヤフートップ画面右上の「ブランドパネル」と呼ばれる最大の広告枠に、楽天が30日から予定しているセールの広告が表示されている。

「25日から楽天のディスプレー広告を表示しているのは事実。これまで楽天のテキスト(リスティング)広告の掲載はあったが、バナー広告の掲載はなかった。かねて楽天からディスプレー広告も出したいという要望があり、今回『広告は自由でなければいけない』ということで受けた。今後、楽天とは共存共栄の関係でいたい」。ヤフーの広報担当者は説明する。

これまで「自由ではなかった」楽天の広告出稿が自由になった理由についてヤフーは、「個別企業の契約は話せない」(広報担当者)と明言を避ける。ヤフーがEC事業のビジネスモデルを転換したことは「直接は関係ない」(同)とするが、その「象徴」であることに違いはない。

ヤフーが打ち出した無料化策は、これまで「ヤフー!ショッピング」の出店者から徴収していた初期費用、月額出店料、売り上げに応じたロイヤルティーを無料にし、さらにネットオークション「ヤフオク!」への法人月額出店料、出品手数料も無料にするというもの。自前ECモールの販売増を競うことをやめ、勝負の土俵を広告・メディア事業に移した。

ヤフーのEC事業は、ヤフー内外を問わず、ECサイトへ「送客」する広告事業へと大転換したことになる。同時にヤフーの敵は、ECサイトへの送客を担うグーグルや価格コムといったメディア事業者へと変わった。国内ECの最大手である楽天は、競合相手から最大級の顧客企業に変化したわけだ。

同様に、アマゾンジャパンもヤフーにとって最大級の顧客になったといえる。今後、楽天とアマゾンは、ヤフーの新生EC事業にとっての「二大顧客」となる可能性が高い。宮坂学社長自ら、これら大手ECサイトの広告獲得で、トップ営業を展開し始めたとの話もある。

不当表示で揺れた楽天、次回セールはワンプライスで

一方、楽天イーグルス日本一セールの「不当表示」問題で揺れた楽天は、11月30日からのセール企画について慎重な議論を進めていたが、当初の予定通り、開催することを決めた。先の日本一セールでは「17店舗、1045商品」について、異常に高い「元値」を表示する不当な二重価格表示があったことを確認、処分したと公表している。

ただし、今回のセールでは、通常価格などの「元値」を表示せずに最終価格のみを表示する「ワンプライス」を各店舗に推奨している。目玉となる「タイムセール商品」や、セール専用の「商品検索」ではワンプライス表示を必須にした。

全商品を対象にした検索結果においてもワンプライス表示を推奨とし、元値を表示する場合は楽天側のチェック体制を強化することなどで対応、店舗側にも消費者庁のガイドラインに基づく徹底した元値の確認を求めている。

楽天は問題発覚後、全国14拠点で価格表示に関する説明会を開催するなど、出店者を対象にした啓蒙活動も続けている。一連の取り組みが奏功するか。これまで以上に厳しい目が注がれている。

(電子報道部 井上理)

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