2億4千万ベクレルを検出 福島第1汚染水漏れ
東京電力は20日、福島第1原子力発電所の地上タンクを囲むせきの外に汚染水約100トンが漏れた問題で、せき外の土壌付近にたまった水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4千万ベクレルと極めて高い濃度で検出されたと発表した。
ストロンチウム90を原発外に放出する際の法定基準は1リットル当たり30ベクレル。
東電は20日夕までに、漏洩があった「H6」タンク群の付近で、バキュームカーを使い、約36トンの汚染水を回収した。
東電によると、漏洩したタンクは2012年4月から使われている。〔共同〕