グーグル、軍用ロボット開発会社を買収 米紙報道
【シリコンバレー=奥平和行】インターネット検索最大手の米グーグルは、軍事用ロボットの開発を手がける米ボストン・ダイナミクス(マサチューセッツ州)を買収した。米紙ニューヨーク・タイムズが16日までに報じた。グーグルはロボット開発部門を立ち上げ、同分野への参入に意欲を示している。
買収金額など詳細は明らかにしていない。ボストン・ダイナミクスは1992年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授らが設立。ヒト型ロボット「アトラス」の開発などで知られる。
グーグルは携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を開発したアンディ・ルービン上級副社長のもとでロボットの開発に着手。東大発のベンチャー企業、SCHAFT(シャフト)など7社を既に買収し、開発人員や技術の確保を進めている。