中国の原発事業にタイ企業が参加
【北京=阿部哲也】中国の国営新華社は24日、広西チワン族自治区で建設中の原子力発電所に、タイの発電会社ラチャブリ・エレクトリシティー・ジェネレーティング・ホールディング(RATCH)が参加すると伝えた。タイ軍事政権が発足して以降、中国とタイは急速に経済的な結びつきを強めている。
中国国有の原子力大手、中国広核集団(CGN)が事業主体のプロジェクトで、RATCHは13億3千万元(約250億円)を投じて発電所の10%の株式を取得することでCGNと合意した。
今回のプロジェクトは中国が自主開発したとする新型原子炉を使う計画で、中国側は東南アジア市場への輸出に向けた試験事業として位置づけているという。