大ガス、火力発電新設を断念 大型計画続き採算難に
大阪ガスは茨城県で進めていた石炭火力発電所の新設計画から撤退する方針を固めた。来春の電力小売り全面自由化をにらんだ電源開発をエネルギー大手が断念するのは初めて。首都圏で東京電力などが大型火力発電所を建設する計画を表明しているほか、原子力発電所の再稼働で今後、電力需給が緩み、採算が合わないと判断した。発電所新設を巡り計画を選別する動きが出そうだ。
大ガスは丸紅と共同で約300億円を投じ、2017~...
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