国際石油開発帝石、豪州のLNG生産開始を延期
国際石油開発帝石は11日、オーストラリアで開発中の「イクシス液化天然ガス(LNG)プロジェクト」について、生産開始が7~9カ月遅れると発表した。海上に建設する製造設備などの工期の遅れが原因。今回の遅延に伴う投資額の増加は当初見込みの340億ドルの10%程度になるという。一方で、生産能力は当初より6%程度増える見通しも明らかにした。
イクシスは国際石油開発帝石が約62%の権益を持ち操業主体を務めている。当初は2016年末の生産開始を予定していたが、17年7~9月に遅れる。LNGの生産能力は当初の年840万トンから890万トンに計画を引き上げた。同プロジェクトには仏トタルのほか、東京ガスや大阪ガス、関西電力、中部電力なども参加している。