今夏の電力需給、安定続く 火力稼働増・節電も定着
記録的な猛暑が続く中、全国の電力需給は安定した状況が続いている。東日本大震災以降、大手電力が火力発電の稼働を増やし、節電が定着したことが大きい。普及した太陽光も電力供給を下支えしている。ただ火力は故障などで停止する危険があり、発電コストも高い。本格的な需給の安定には原発再稼働の加速がカギを握りそうだ。
経済産業省の見通しによると、今夏の関西電力と九州電力の電力供給の余力は3.0%と安定供給にギリ...
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