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富士重、車台の設計一本化 ガソリン車からEVまで

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富士重工業がクルマの骨格となるプラットホーム(車台)の設計を一本化する。ガソリン車から電気自動車(EV)までに対応し、2016年後半に投入するセダン「インプレッサ」にまず採用する。部品の共通化などで生産効率を高めるとともに「走り」と「安全」にこだわるクルマの性能にも磨きをかける。富士重の世界生産台数はここ5年で7割伸びた。新たな車台の採用で持続的成長のスピードを上げる。

「コストの低減だけでなく、安心・安全を高める」。7日に記者会見した富士重の吉永泰之社長は新しい車台「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」の狙いをこう話した。これまで大きく2つに分かれていた車台を見直し、トヨタ自動車と共同開発したスポーツ車「BRZ」を除く全7車種に5年ほどかけてSGPを採用する。

車台の共通化はトヨタや独フォルクスワーゲンなど世界の大手メーカーも取り組んでいる。車台の基本設計を統一し、クルマの大きさに合わせて伸縮させる仕組みだ。

部品の共通化につながるため、生産コストが下がるうえ、「クルマの開発期間を1割以上短縮できる」(武藤直人取締役専務執行役員)。車台を一本化すれば、エンジンなどの組み合わせを変えるだけで同じ生産ラインで全車種の組み立てが可能になり、需給に応じた車種ごとの生産調整を柔軟にできるようになる。

共通車台の採用はクルマの電動化への対応も視野に入れる。環境規制が世界で強まるなか、富士重にもすでに手掛けるハイブリッド車(HV)に加え、EVもラインアップに求められる可能性は高い。EVにも対応する共通車台で25年ころまでは大幅なクルマの設計変更が不要になる計算だ。

車台の一本化は「スバル」のクルマの魅力である「安全と愉(たの)しさ」にも磨きをかける。剛性を現行車の最大2倍に強化する車体やシャシーは直進時のブレが少なくなり、振動も低減。車体の強度を40%引き上げることで衝突時の安全性も向上し、走りでは「欧州車も凌駕(りょうが)する」(大抜哲雄執行役員)と気炎を上げる。

経営不振に陥っていた富士重は11年に就任した吉永社長が中心となり、事業の「選択と集中」を推進。祖業ともいえる軽自動車の生産から12年に撤退する一方、運転支援技術「アイサイト」など安全と走りに的を絞った戦略を進めてきた。業績は急回復し、16年3月期の純利益は過去最高の4140億円を見込む。

富士重は16年の世界生産が初めて100万台を超える見通し。1000万台規模で競う大手に対し、「量で勝てない我々は他社と違う価値を提供しなければならない」と吉永社長は強調する。SGPの導入を弾みにポスト100万台の成長戦略をどう描くか手腕が問われる。

(秦野貫)

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