クリントン氏、方針転換 「TPP、現時点では不支持」
党候補指名にらみ、労組票狙う
[会員限定記事]
【ワシントン=吉野直也】来年11月の米大統領選の民主党本命候補、ヒラリー・クリントン前米国務長官(67)は7日、大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)について「現時点で賛成できない」と表明した。オバマ政権1期目に推進したにもかかわらず、方針転換した。党候補指名争いを見据え労働組合など左派票の取り込みが狙いだが、政策のブレを批判される可能性がある。
「私は最初から米国民の雇用創出、賃金上昇、国...