税逃れ、新興国揺らす パナマ文書に首脳らの名続々
各国当局、捜査に着手
【バンコク=小谷洋司】パナマの法律事務所から流出し、タックスヘイブン(租税回避地)を使った富裕層の節税実態を明るみに出した「パナマ文書」が、新興国にも波紋を広げている。アルゼンチンのマクリ大統領、パキスタンのシャリフ首相といった現職の国家指導者とその一族だけでなく、野党政治家や財閥オーナーなどの名前が次々と浮上し、疑惑の目が向けられる。各国当局は不正行為への関与の洗い出しに一斉に動き出した。
タイ当局、パナマと情報交換
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