不破哲三氏「選挙協力、勝つためなら何でもやる」
(10月25日付朝刊 日曜に考える・政界面関連インタビュー)
共産党が来年夏の参院選に向け、安全保障関連法の廃止だけを狙って他の野党と協力する「国民連合政府」構想が注目を集めている。独立独歩の同党が各党に選挙協力を呼びかけているためだ。野党が参院で多数になった1998年に同党が進めた「現実・柔軟路線」の復活とみる向きがある。当時、委員長として党を主導した不破哲三氏に聞いた。
――共産党が参院選で躍進した98年、委員長として野党の連合政権に暫定的に参加する構...