類似デザインの画像検索、10月から開始 特許庁
特許庁は10月から、企業が類似のデザインが意匠登録されていないかを画像検索できるサービスを始める。新商品のデザインを入力すれば、類似の意匠を表示し、他社の権利を侵害していないかを商品の発売前に点検できる。
特許庁が検索の対象とするのは、意匠登録された約4600件の平面デザイン。自動車のカーナビゲーション表示やデジタルカメラの液晶パネルの表示などが該当する。こうした画像表示は利用者の使い勝手に直結するため、メーカーがデザインを競っている。家電や自動車メーカーの担当者は特許庁のデータベースを使って、無料で権利侵害の有無をチェックできる。
特許庁は既に類似の特許が登録されていないかを検索するシステムを整備している。企業の関心が高まっているデザインの意匠にもサービスを広げ、利便性を高める。