合繊原料、アジア価格が軒並み反発 原油高や繊維の需要期入り
衣料品などに使う合成繊維原料のアジア市場価格が軒並み反発した。原油相場の上昇に加え、合繊の最大生産国である中国で繊維製品の生産が上向き、原料需要も増えたためだ。ただ合繊原料は中国で生産過剰状態にある。上昇幅は小幅だ。
ポリエステル繊維原料の高純度テレフタル酸(PTA)のアジア市場のスポット(随時契約)価格は3月末現在、1トン610ドル前後。直近の安値だった1月下旬より約1割高い。合繊生産の需要期...
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