電力大手、海外で稼ぐ 10年で出力5倍の1630万キロワット
電力会社が海外発電事業を拡大している。東京電力など大手7社とJパワーが海外に持つ発電所の出力は6月末時点で合計1630万キロワットと10年でほぼ5倍に増えた。需要が頭打ちの国内は2016年4月に始まる小売りの全面自由化で一段と事業環境が厳しくなる。収益源をアジアや中東に広げる動きはさらに加速し、30年度には合計出力が4700万キロワットを上回る見通しだ。
大手電力10社とJパワーのうち、6月末時...
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