中国・三一集団、米政府と和解 発電所巡る訴訟
【上海=小高航】中国建機大手の三一集団(北京市)は、米国での風力発電所建設を巡り米政府に対して起こしていた訴訟で米政府側と和解した。国営中央テレビ(CCTV)が5日報じた。和解案には、三一が発電所プロジェクトを第三者に売却することを米政府が認めることなどが盛り込まれた。
米政府は2012年、三一の米子会社がオレゴン州で進めていた発電所の建設について、安全保障上の問題から中止を通告した。これを受け三一側はオバマ大統領と政府系機関を提訴。14年7月には米高裁が三一側の主張をおおむね認める判決を下していた。