仏ルノー、中国でEV生産 東風汽車と共同で
【パリ=竹内康雄】フランスの自動車大手ルノーは28日、中国の東風汽車と共同で2017年から同国で電気自動車(EV)を生産すると発表した。ルノーの発表文によると、同社の4ドアのセダン「フルエンス」のEVがベースとなる。東風汽車のブランドで、中国市場向けに販売されるという。具体的な生産台数は明らかにしていない。
ルノーは13年、東風汽車との合弁で中国に初進出することで合意した。中国湖北省の武漢に工場を建設し、16年から小型SUVを生産する計画を明らかにしている。同工場で17年からEVも生産する。
カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)はかねて「EVの生産には充電施設などのインフラ整備が重要」と話していた。