麻生財務相、財政健全化計画「デフレに逆戻りさせないのが一番」
麻生太郎副総理・財務・金融相は12日午前の閣議後記者会見で、6月末にまとめる2020年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化に向けた財政健全化計画について「歳出のキャップ(上限)を決めるやり方ではうまくいかなかった経験則に学べば、それ以外の方法を考えないといけない」と述べた。
併せて「最大の問題はデフレに逆戻りさせないようにするのが一番」と語り、急激な歳出削減で景気を腰折れさせるべきではないと指摘。そのうえで「17年に消費税を2%すんなり上げられる雰囲気にしていく」と強調した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕