石油各社、財務改善進まず 供給過剰響く
国内石油市場が縮小する中、大手石油各社は財務立て直しに追われている。供給過剰で主力の石油精製の収益力が弱体化したうえ、積極投資した資源開発など海外事業の投資回収に時間がかかり、有利子負債は高水準だ。原油相場急落による在庫評価損で2014年度は全社が最終赤字だった。再編を含めた経営テコ入れの手腕が問われる。
有利子負債を自己資本で割った負債資本倍率(DEレシオ)で前期末の各社の長期支払い能力をみる...
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