もんじゅ、保安規定違反7件目 配管の点検不備で
原子力規制委員会は13日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)の検査で3月に発覚した点検不備について、原子炉等規制法に基づく保安規定違反と認定した。2012年に規制委が発足して以来、もんじゅの保安規定違反は7件目。
規制委によると、安全上重要な配管について、腐食などの進行を調べる計画を適切に定めていないといった不備が見つかった。田中俊一委員長は「もんじゅはもう話をするのも嫌なくらい、毎回こういう事態が起こっている」と嫌悪感を示した。