安倍首相に近い自民若手が初会合 総裁選にらみ約40人出席
安倍晋三首相に近い自民党の若手議員がつくる「文化芸術懇話会」(代表・木原稔青年局長)が25日、党本部で初会合を開いた。首相の出身派閥である細田派や、麻生派、二階派などから約40人が出席。作家の百田尚樹氏が講演し、憲法改正の必要性を訴えた。
加藤勝信官房副長官、萩生田光一党総裁特別補佐も参加した。出席者からは「安全保障関連法案をどうわかりやすく説明したらいいか」との質問や「(安保関連法案を違憲とする)憲法学者や元内閣法制局長官に全く権威はない」との声が出た。
懇話会は9月に予定される総裁選で首相再選の流れをつくる狙いがあるとみられる。木原氏は会合後、記者団に「政局のための会合ではない」と強調する一方、総裁選は無投票再選が望ましいとの認識を示した。月1回のペースで会合を開き、外部から講師を呼んで話を聞く予定だ。