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わが子の就活を台無しにする親たち

詳しくはこちら
 初めての就職活動は分からないことだらけ。直接企業に質問しづらいことも多いし、口コミ情報がどこまで信用できるかも不安だ。そんな悩みを解決する「就活探偵団」。就活生の疑問に答えるべく、あなたに代わって日経記者が企業に突撃取材します。

「親が就活に口出ししてきます。過保護じゃないでしょうか」――。就活探偵団にこんな悲鳴が舞い込んできた。我が子の就活に「何か力になりたい」と思う親は多いだろう。しかし、最近は思いが強すぎるのか、過干渉となって子の就活をぶち壊す親、さらには子の自由を奪ってしまう「毒親」のようなケースすらあるという。親が絡んだ就活の最新事情を取材した。

父親がエントリーシート書いて全滅

「子離れしてくださいね」――。都内上位大キャリアセンターは親向け就活セミナーで真剣に訴えている。子離れできない親が優秀な学生の就活を台無しにしてしまうケースを見過ごせなくなってきたからだ。

ある成績優秀な女子学生が大手企業の総合職に内定をとった。親は当然、喜んでくれると思って報告すると予想もしない言葉を母親から投げつけられた。

「お前は私を捨てるつもりなのか!」

総合職なので転勤は避けられない。母親はそれが許せなかったのだ。いままで育ててやったのに母親の面倒を見るつもりがないのか、と。その学生は母親に逆らえず、就活を再開、転勤がなく母親の元から通勤できることだけが取り柄の、行きたくもない企業に入社したという。

別の男子学生は父親が就活に全面介入してきた。父親が選んだ大企業しか受けることを許されず、「企業のことならなんでも知っている」と豪語する父親が就活生に代わってエントリーシート(ES)を書いたが、すべて落とされた。

「私たちが想像するより、最近の学生は親の意向に沿おうとします。親の期待に応えなければと、涙ぐましい努力をする」(キャリセン担当者)。首都圏の中堅私大のキャリセン担当者も同意する。「今の学生は優しいんです。親からあれこれいわれても反発できない」。親に反発できない素直な学生は時に行き場がなくなり、途方に暮れる。

親が反対してうつ病に

就活支援団体担当者も親の反対で就職がダメになった学生を何人も見てきた。「15年卒学生で娯楽施設系の企業に内定をとった学生がいましたが、親が入社に大反対。その子は鬱になってしまい、夏以降、引きこもってしまった。今の学生は自分の就活と『親を安心させたい』という気持ちとの板挟みになってしまうことが多い」

都内の有名女子大にも毎年、親との関係に悩んだ学生が相談に訪れる。「恵まれたバブル期に就活した今の親は、自分の知らない業種や企業に子が入ることを受け入れられないことが多い。昨年も親に反対された学生がキャリセンに相談に訪れ、話し出すと泣き出してしまった」

なぜ、親はこれほど就活に口出しするようになったのか。3月上旬に開かれた「マイナビEXPO」の保護者向け勉強会に参加した親を捕まえて聞いてみた。

「もう内定が出ているという話をきいて、うちの子は遅れているのではと心配になって、勉強会にきてみました」(土木系専攻就活生の母親)

「息子が行きたいと思っている業界が将来も安定しているか不安です。本来親が口出しすべきではないかと思いますが、不安で来ました。自分はバブル時に就活したので、現状を理解したいと思い、やってきました」(男子学生の母親)

「親として就活にどう接したらいいのかを知りたくて参加しました。自分のころの就活は楽でしたけど、今は落ちるのが当たり前で大変ですね。親子で心が折れないよう頑張ります」(男子学生の母親)

「少しでも娘を助けたいと思って参加しました。自分の時の就活と全然違うので、まずは現状を把握しようかと」(女子学生の母親)

動機は純粋だが……

およそ10人の親に聞いてみたが、共通するのは「自分の時と就活とあまりに違うので心配になって来た」。動機は純粋だ。情報収集して自分の時代と今の就活の違いを理解し、何か意見を求められればアドバイスする。この程度にとどまれば、むしろ力添えとなり、決して不幸な事態にはならないだろう。

例えば、都内上位大の就活生は「自己分析を母親に手伝ってもらっていますが、さすがに僕のことをよく知っていて助かっています」。就活で最も大事な作業のひとつ、自己分析に親をうまく使っている。

しかし、子が求めもしないのに親が心配のあまり動き出すと厄介なことになりがち。大学のキャリセンにはそんな親たちが引っ切り無しに訪れる。

「学生の模擬面接についてくる親が実に多い。ほとんどが『男子学生+母親』の組み合わせ。母親が我慢できなくなって面接にダメだしし始め、職員の前で喧嘩を始めることも珍しくありません」(都内中堅上位大)

企業が最も怖がる「親の反対」

「『うちの子は就活しているんでしょうか』と電話をかけてきた親がいました。子と同居しているというのでまずはお子さんと話し合ってくださいとお願いしたら、『そんなことができたらこんな電話しませんよ』と逆ギレ。最後は泣き出してしまった」(首都圏中位大)

企業もこんな過干渉な親たちに振り回されている。

「就活に関与する親は確実に増えています。ウェブテストを親が替え玉で受けて点数を稼ぐというケースは珍しくないようだ」(大手電機採用担当)。これではウェブテストの点数は全くあてにならないだろう。

「子どもがバットをつくる仕事をしたがっているのだが、どこの学校に行かせればいいのかと電話してくる親がいた。特にないです、と答えるほかなかった」(スポーツ用品会社)。

しかし、これぐらいならまだマシ。採用担当にとって、より深刻なのは、親の反対で内定辞退されるケース。

 「親の許可が出たのでいきます、反対されたのでやめます、と親の意向に振り回されるケースが増えている」(大手損保)。就職人気ランキング上位の外資系メーカーですら「親から承諾をもらったことを確認したうえで内定を出すようにしている」という。「親の確認」を略した「オヤカク」は採用担当者の間では常識となりつつある。

就活の基本は企業と新卒学生の相互理解。親の干渉で内定辞退に結びついてしまうのは本筋からはずれるが、企業はそうも言っていられない。ネットを通じた婚活事業を展開するIBJは近年、15人程度を採用しているが、内定辞退がほとんど出ないという。決め手のひとつが「親対策」である。

親対策で内定辞退減らす

「うちでは内定を出す段階で、自分の言葉でこの会社に入ろうと決めた理由を両親に説明してくださいと念押ししています。自分の意思でこの会社に決めたという気持ちが強くなるからです」(社長室)

それでも、今の親世代は「婚活サービス」といわれてもピンとこない場合が少なくないだろうし、「よくわからない業界はやめろ」などと入社に反対する親もいる。

「基本的に入社するかどうかは本人が決める問題ですが、もし親御さんが反対しているなら、説得を手助けすることは大事だと考えています。親御さんが不安なら会社に来てもらって構わない、いくらでも説明すると学生たちには伝えています。入社式には親御さんも同席してもらうこともあります。毎年2~3組はいらっしゃいます。そこで弊社の研修体制などを説明したら、ある父親は『わたしの会社より充実している』と安心して帰っていきました。しっかりしている会社、子を預けても大丈夫と安心してもらうようにしています」

ここまで親に気を使う必要があるのか、とも思うが、親子関係が変質し、採用戦線で親がかく乱要因になっている以上、親を味方につけるのが得策という現実的な判断のようだ。

調査結果

就活への親の関与はますます強まっている。親子は一定の距離を

(齋藤勇紀、皆上 晃一)

 次回は4月23日(木)に掲載予定です。
 「お悩み解決!就活探偵団」では読者の皆様からのご意見、ご感想を募集しております。こちらの投稿フォームからお寄せください。就活探偵への就活生からの疑問は日経就職ナビのホームページから受け付けています。これまで寄せられた主な疑問もご覧になれます。
読者からのコメント
50歳代男性(その他)
ほんの数年前までブラック企業に就職しいいように使われてきたという話が蔓延していたので自分の子にはそういうところに就職しないようにと思う親心です。
40歳代男性(建設)
子供から聞かれれば答えるがそれ以上干渉しては本人の為にならないと思う。企業も大変だと思う。わが子も昨年就職後半年ぐらいで勤め先の上司より「御子息は頑張ってます」等のお手紙を頂いた。
50歳代女性(その他)
親の思いが先行して、結果的に子によくない結果が出ているなら、一種の虐待だと思います。親に迎合するより、子の能力を生かす機会を作るのが大切なのではないでしょうか。
30歳代女性(教育・教育学習支援関係)
JPモルガンに内定を頂いた時、「『室蘭銀行』なんて知らない、辞退しろ」と親に言われました。今では笑い話で済ませますが、親の過干渉によって子供の努力が水泡に帰す危険性があります。
40歳代男性(卸売・小売業・商社など)
昔、消費者金融会社で「家族の同意をとっておいたほうがいい」と言われたことが。 業界特有の事象だと思っていたが、今はここまでとは。呆れる。
50歳代男性(機械、重電)
親の関与はマイナス面ばかりでなくプラス面もあるので、どのように関与するかが問題。
40歳代男性(卸売・小売業・商社など)
働くのは本人なので、多少のアドバイスはともかく活動の方向性や結果については自分の人生なのだから本人が決めるべき。今は良い会社が今後も良い会社であり続けるとは限らない。親は最後まで責任を取れない
20歳代以下女性(放送・広告・出版・マスコミ)
話し合いは重要だが、それをふまえて最終的には本人が決断し、納得した上で就職先を決めるべき。そうしないとその後の働き方に関わってしまうと思う。
50歳代女性(金融・証券・保険)
就活する子供は、もう子供でなく大人。寂しいだろうが、親が役に立つ期間は終わっている。
50歳代男性(金融・証券・保険)
社会人の先輩として求められれば、親が子供にアドバイスすのは、必要だし望ましいと思います。但し、親が子供に希望を押し付けるのは、よくないと考えます。このような、2者択一式の質問には答えづらいです。
50歳代男性(機械、重電)
子も子だが、親も親。呆れて物が言えません。自分はいわゆるバブル世代ですが、最近の就活生の親は私と同世代か多少の上下がある程度でしょう。どうしたらここまで親が干渉することになるのか、全く理解できません。
40歳代男性(その他製造)
子供の人生は子供自身が切り開くべき。親は介入しちゃいけない。18歳過ぎたらすべて自己責任でやらせなければ。
50歳代男性(電気、電子機器)
そんなことしているから、いくつになっても一人前になれない。親は早く死ぬのだから、一人で生きていくすべを教えるのが親の役目。助言のみでOK。
40歳代男性(自動車、輸送機器)
企業内・家庭内同様で上司・親は結果責任を負うべきであり干渉すべきでない。 そもそも金を稼ぐために備えなければならないスペックを本人が持ち合わせていないのが現状。 それを造り出した親が出てくるのは恥。
50歳代男性(金融・証券・保険)
子供の将来の事なので、余り関わるべきでは無いと思います。アドバイスを求められれば、答えますが、子供の負担にならないように考えて答えるように努めています。好きな仕事で無いと長くは勤められませんからね。
50歳代女性(建設)
どのような会社を選ぼうと、働くのは本人。積極的に関与するのは良くないと思う。 本人は行きたいのに内定辞退させるなどもってのほか。 心配していると言いながら自分が安心したいだけです。
40歳代男性(金融・証券・保険)
就活に限らず、子供に親が干渉し過ぎ。まして、社会人としての一歩を踏み出す就活にまで口出しして、社会人としての子供の自立を真剣に考えているのか。子供も独立した一つの自我であることを親が自覚すべき。
50歳代女性(教育・教育学習支援関係)
大学生にもなって介入する親も親なら介入を許す子も子だと思う。 どちらにしても、救いがたい。
30歳代男性(建設)
就活に親が関与?と見た時点でアホらしいなぁ~と思いました。 親にまず問題があるのは間違いないとして、子供の方も親の反対を振り切る気迫だとか熱意みたいなものが少ないんじゃないだろうか?と感じます。
読者からのコメント
60歳代男性(卸売・小売業・商社など)
関与という言葉の意味・定義付けが難しいが、主体が子供なので親は相談窓口に徹するべきだと思う。子供の幸せをかんがえるのならば、自分にとってマイナスになりそうでも応援するのが親だと思う。
50歳代男性(医療)
日本の様に中途採用が少ない閉鎖的な状況では、親が関与したくなるのも理解できなくもありませんが、将来は不透明なので、関与しても有効とも思えません。
50歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
親が関与することでその子が将来幸せになるなら否定はしないが、我が子にはもっと自立した人生を歩んで欲しいと思う。
50歳代男性(金融・証券・保険)
ただし子へのアドバイスや意見にとどめるべき。
20歳代以下男性
親の制限で仕事が選べないのであれば、日本社会の「職業選択の自由」は何のためにあるだろう。
50歳代男性(エネルギー)
そんなに今の世の中馬鹿な親が多いとは、ビックリです!
50歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
30年前に就職しました。親に相談したことはありません。某大企業の研究所でしたが親は特に喜ばず「よく大企業に入る気になったな」と言われたのを思い出します。
30歳代男性(その他製造)
人事担当者としても迷惑このうえないだけです。子離れしましょうよ。
50歳代男性(機械、重電)
親として情報を収集をして、助言を与えるところまではOKだが、最終判断は子供に任せ自立させるべき。
50歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
心配になる気持ちもわかるが、いつまでも親が面倒みられるわけじゃない。早めに子供に苦労させた方が本人のためだし、失敗のリカバリーも徐々に身に着くはず。
50歳代男性(電気、電子機器)
現在の就活は、情報過多のなかでの情報処理能力競争という一面があるので、先輩社会人として情報処理を手伝うのは有意義だと思う。重病になったときの周囲のサポートと同じですね。どちらも決めるのは本人ですね。
50歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
バブル当時だって一応は自分で考えてやっていた。 バブル崩壊をみて、結局、実力だと思い知った筈なのにでしゃばるのは、お門違い。
50歳代男性(機械、重電)
子供は独立して新しい家族を作るのだが、自分はそこまで責任は持てないので、勤務先に干渉すべきではないと考える。 就職しないとか、脛をかじり続けようとか、七光を狙っているような場合は干渉するとおもう
30歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
親が干渉するのは、その親が自分のそれまでの障害に自信がない現れだと思う。
40歳代男性(教育・教育学習支援関係)
ただし、あくまで決定は本人主導で行われるべき。 親は、経験値を生かしたアドバイスができるので、相談は必要。
40歳代男性(卸売・小売業・商社など)
子は親の操り人形ではない
50歳代男性(エネルギー)
子からの求めがあれば、アドバイスなどで関与する必要はあると思うが、自ら積極的に関与するのは違うと思う。子ども本人の人生だから。
20歳代以下男性(電気、電子機器)
自分のその後40年くらいの人生を掛ける場所を親とはいえ他人が関与するのは無しだと思う。そもそも就職し、完全に独り立ちしてしまえばそれ以前にどんなに親と揉めようがもはや関係ない
60歳代男性
相談に乗ったり、場合によってはアドバイスが必要。まったくのほったらかしは良いとは思えない。
50歳代男性(その他)
関与というか、助言ですね。親ですから。
60歳代男性(金融・証券・保険)
求められてアドバイスするのは当然だが、積極的に口出しするのは子供のためではなく、親の劣等感を子供に晴らさせようとしているだけ。
50歳代男性(放送・広告・出版・マスコミ)
私自身は親世代ですが、就活生はもう大人なので、これから先のことを考えても、自分で選んで自分で決め無ければならず、それに対して親が口出しするのは親が子離れできていないということだと思います。
60歳代男性(機械、重電)
<共依存>と言います。親は普通、子どもより先に死にます。親が死んだあと、子どもが独り立ちするのは大変ですよ。
40歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
少なくとも私の親は、いい意味での放任主義だったので、口を出すことは一切なかった。20歳をすぎた時点で責任は自分にある、と言われ都度必要な報告もしていたので就活の結果もその一環でした。
30歳代男性(教育・教育学習支援関係)
就職説明会などに「親がついてくる」感覚が信じられない。自分は就活に失敗したクチだが、「負け組になったのは自己責任」だと認識している。「親が原因で就活に失敗」したら親も子もツライだけ。
50歳代男性(その他)
関与度合いに寄るが、実際に社会に出ている先輩としてはアドバイスするべき。また、子供がどのようなライフスタイルを持って社会に出る覚悟をしているのかなどを自由に話せる家庭環境を持つことは大切。
50歳代男性(飲食店・宿泊)
干渉はしないが、相談には乗ってやる。 悩んでいないか、聞いてあげる。
40歳代女性(その他)
自分の人生は、自分しか責任を取れないことを、親子ともども再認識するべき。
50歳代男性(その他製造)
就活前や途中でも親子がよく話し合い、進む方向が決まった後は協力要請があったらサポートする。
50歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
関与するのは当然というか必然だが、非常に迷惑だと思う。そこで狂った人生の軌道修正は子供が自分でやらねばならないわけなので、負の遺産そのものだ。
20歳代男性
親は子供がアドバイスを求めてきたら対応する程度で良いのでは。もう大人なのだし自分のことは自分で決めさせるの当然だと思う。よかれと思ってやっていることは実は子供の人生を台無しにしているということをもっとマスコミも伝えるべきだ。
Michaelさん、50歳代男性
20年以上学生と接していて、親離れできない子供、子離れできない親が確実に増えていて、依存度も深まっているように感じる。受験、就活、一人暮らし、結婚などの転機にこの矛盾が顕在化するが、就活こそ社会人の先輩である自分の出番とばかりに張り切る親(特に父親)の姿は想像に難くない。その割には、親子の根本的な信頼関係は乏しいようにも感じるのだが・・・。家族関係の構造的な問題が、人生の一大イベントである就活の時に先鋭化しているのではないだろうか? 就活という次元を超えて、問題の根は深いと思う。
50歳代男性
就職は子供自身の問題、応援はするが関与はしない。最後は自分で乗り切らなくては人生やっていけない。親の方のことなどほおっておいてもらって結構。…でやってきました。
読者からのコメント
50歳代男性(素材)
親と子の人生は全く別物
60歳代男性
子供のためと理由を付け自分の安寧を求める.精神的に自立できない子供が親を演じる歳になったためと思われる。
40歳代女性
我が子が奴隷のように社畜にされても仕方ないと思う親が当たり前になる事の方が恐ろしいと思う。会社良し、社員良し、お客様良しを実践する企業だけが生き残ってくれる事が皆を豊かに平和にすると思う。
50歳代女性(情報処理、SI、ソフトウェア)
親が、子供に依存しすぎていて自立ができていないと思う。「子供は、親の持ち物ではない」という基本的なことが理解できていない。これでは、子供も自立できないと思う。自立をさせるのが、親の務めだと思いますが。
20歳代以下男性(金融・証券・保険)
就活の面接で親の勤め先を聞いてくる企業が多々あった。何が目的だか知らないが、企業側から親の関与をさせてくるのもやめてほしい。しかも「自分就活とは関係ないので」と答えると落とされる理不尽さ。
50歳代男性(不動産)
就職について知らないことや、キャリア開発を意識した学問の専攻の仕方する観点での関与を、学生本人に主体性があり、アドバイスを望むならOK。自分の人生は自分で決めるという姿勢が重要。
60歳代男性(教育・教育学習支援関係)
子供から頼まれれば、それなりに関与する(親の希望は博士課程への進学だが)。
50歳代男性(卸売・小売業・商社など)
たった一度の子供の人生は、子供のもの。とやかく言わずに好きにさせるべき。後々恨まれる事にもなりかねない。
60歳代男性(教育・教育学習支援関係)
程度問題ですね。不景気の昨今、ある程度のアドバイスは必要だと思います。放ったらかしにならない程度に、でも、最後に決めるのは本人と言う基本は堅持しないといけないですが。
50歳代男性(エネルギー)
本人が一人で頑張っていくものですが、アドバイスを求められたら答えたいし、困っていたら助けたいと思います。
40歳代男性(放送・広告・出版・マスコミ)
そういう輩の子供を採用する企業は、将来厳しいグローバルでビジネスをするつもりなんてないのかな。まあ職種によったら従順なだけの社員を欲しがるところもあるだろうが。
50歳代男性
考え方、生き方次第ではないでしょうか?自分は子供に干渉したくないけれども、代々続く家柄などはそうも言っていられないと思う。
30歳代男性(金融・証券・保険)
私は進学・就職に際して、一切親には相談せずに決めました。おかげで全て自分の責任と思いなんの悔いもありません。我が子にもそのように接します。
50歳代男性(金融・証券・保険)
役に立つことだけして、邪魔しない。当たり前です。
40歳代男性(その他製造)
子供の就活まで口出しする、そんな親にはなりたくないと強く思う。
20歳代以下男性
子供のことなので関与は当然、面接同伴はやりすぎ。 個人差はあるだろうけど、事前に一声かけておいて、相談したら乗る程度でよいと思う。 自分の親は進捗を訪ねる程度、自分はそれでちょうどいいと思う。
40歳代男性(教育・教育学習支援関係)
干渉と助言の区別は子供を尊重しているかどうかでわかると思う。ESを親が書くのは、子供を人間扱いしていない。自己分析を母親に手伝ってもらって助かっている就活生は、きっと一人の人間として尊重されている。
60歳代男性
就活に親が口出しするなど、非常識の極み。そんな親がいる学生を採用する企業があるのか、こちらの方が心配だ。
60歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
ばっかじゃないの!!自分が就職するときは自分で決めたでしょ!!自分のときも親が決めたって?じゃ好きにすれば。
60歳代男性(その他)
末娘が就活中。相談には乗っても、口は出さない。 判断のできるように育てたつもりです。
30歳代男性(食品、医薬、化粧品)
上の世代が「オレの若かったころは・・・」と武勇伝を語ったり、「最近の若者は・・・」と嘆くのと同じ。「時代は変わった」というのを親世代は認識するべき。
20歳代以下男性
意味がわからない。あり得ない。
20歳代以下男性
20歳を超えたいい大人が親の顔色を伺うこと自体がまず不自然だし、子供のすべてを制御下に起きたがる親はもっと不自然。
50歳代女性
新4年生(女子)の母です。親元を離れているし、専攻も時代も、私とはかけ離れていて、何もできません。娘には、「してほしいと思った事があったら、連絡して」、というのが精いっぱいです。
60歳代男性(金融・証券・保険)
自分の両親も田舎に帰って跡を継いでほしそうなのがミエミエだったが、自分で東京で就職先を決めた。親不孝をしたと思ったが、昇格するたびに親もとても喜んでくれたので仕事の励みにもなった。
50歳代女性
当然だとは思わないが、関与も仕方ないと思う。バブル入社の自分の頃も父は口を出してきたが、無視した。自分は関与しすぎないように注意しようと思う。
読者からのコメント
40歳代男性(放送・広告・出版・マスコミ)
親に言えない職業はともかく、先の人生で選択を迫られるのは自身なので、一切口をはさむべきではない。
50歳代女性
親が干渉するのは、小さいころからそうしてきたからでしょう。親が子離れするタイミングを見極めねば、こんなあきれたケースが増えるのでしょう。
40歳代男性(公務員)
幼稚園児ならいざ知らず、いつまでも甘えさせるのはどうかと思う。 親は子より先に死ぬ。その時に自分で道を選べない子供にしてしまっては、結局子どもにとって不幸。
50歳代女性(教育・教育学習支援関係)
呆れる。ただ呆れています。子離れできない親、安定志向の親が多いんですね。子どもに干渉する前に、新聞を読だり、自分の勤務している会社を通して、世の中の動きをつかみながら、助言をすべきだと思います。
40歳代男性(建設)
就職活動は、学生がオトナになるための最初の「仕事」。 仕事上の問題は、自分の手で問題解決しなければならない。
50歳代女性
自分が育てた子を信頼すべき。親が手伝える範囲を超えている。銀行も証券会社も倒産する。絶対大丈夫な企業なんてない。その時はその時。入社式の親同伴もガラパゴス化現象。
40歳代男性(情報処理、SI、ソフトウェア)
この親は、子供が生きている限りずっっと生き続けて干渉し続けるんだろうか、ゾッとする。
40歳代女性
今では少数派だろうと思うが、自分の頃は親が大学の入学式に来ていたら子離れも親離れもできていないと判断していた。昨今の風潮を見る限り、今後も親の子への過剰な関与は続くだろう。嘆かわしい限りだ。
30歳代男性
就活で幸せが決まるという昔ながらの発想がいまだこの社会にあることも問題だと思う。幸せの価値は各自違うと同時に、そのような価値観が新たな働き方を生み出していくと思う。
40歳代男性(自動車、輸送機器)
わが子の就職を高校受験や大学受験の延長線上でとらえてしまっているのでは?それは少子化が進んだ結果として、親が親としての挫折を経験しないまま、その時を迎えてしまったということなのかもしれません。
50歳代女性
時代が、違ってきているので、親世代では、わからないこともある。 成功した先輩に聞いてくれたほうが、いい。 それに失敗したときに親は、責任をとれない。 自分の人生、自分で、きりひらいてほしい。
30歳代女性(卸売・小売業・商社など)
私の親は「何故大手じゃない、そんな会社知らない、知人に訊ねられても恥ずかしくて答えられない」と平気で言いました。就職は本人のその後の人生を左右します。世代差でしょうか、価値観のギャップには参りました。
60歳代男性(運輸)
無関心、放任でいいとは思わない。何を志望してどういう選択をしようとしているのか確かめるのは親として当然と思うが?この記事の中にあるようなひどい例を是とするわけではない。
50歳代男性(運輸)
親の関与の時期が間違っていると思う。就活の時期までに親は子に会社の実態や仕事の内情などを教えるべきで、就活時に子が自分の判断で決められるように教育すべき。
40歳代女性(その他)
どうせ、関与してくる前提で、上手に使いこなせばいい。親は、一番甘くてちょろいスポンサー。これを説得できなかったら、社会に出て、誰も説得できないんじゃないかと思う。
30歳代男性(金融・証券・保険)
仮にアドバイスを求められても、すべきでない。「親に関与してもらった、アドバイスしてもらった」という経験は、子供が就職先でピンチを迎えたときに、逃げや甘えを生んでしまうと思うから。自分だけで決めないと。
40歳代男性(教育・教育学習支援関係)
就活で親が後悔したくないのなら高校、大学選択から子供の自主性を尊重させるべきと感じます。高校や大学選択で自身が失敗すれば、生き方を修正する能力がつき、就活でかえって親の思い通りになると感じます。
50歳代男性(公務員)
親に出来るアドバイスという感じで関わることは自然なことではないでしょうか。しかし、あくまでも、子が主役であることを忘れないように適度な間を保って関わることが大事なのかなとも思います。
40歳代男性(教育・教育学習支援関係)
悪いのは親でも子でもなく,現在の就職システムです.Web登録で大量エントリー可,かつ新卒主義(一発主義).親が心配するのは当たり前です.採用側もこのシステムに振り回されています。
50歳代男性(教育・教育学習支援関係)
子は親より長生きする現実を見据え、子が自立して自身の生き方を模索するのが人生であると、親子それぞれが自覚するべき事だと思う。 我が身に置き換えれば過干渉される事は親自身も好まない筈。
40歳代男性(建設)
親は子供の人生を一生見られないことを自覚すべき。安定・安全・安心な会社はこの世に存在しない。子供が選んだ道を信じることが最善。
40歳代女性(コンサル・会計・法律関連)
自分の強い意志がなければ、入社後踏ん張れません。また、就活の当事者でもなければ、ついエゴが出てしまう無責任な親の関与は、毒となる可能性が大きい。
50歳代男性(その他)
過干渉もついにそこまで来たか、というカンジ。子離れできないのは結局我が身かわいさでしかないのに気付かない愚かな親で、子供が哀れだ。

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