日銀も19年ぶりベア、0.2%上昇
日銀は26日、ベースアップ(ベア)を実施すると発表した。ベアは1995年以来、19年ぶりとなる。上昇率は0.2%で、10月の支払いから適用する。平均的な給与の職員で月給は1千円強増える。
日銀は人材確保の観点から、民間銀行や民間企業の動向を踏まえて、給与を決めている。今年は三菱東京UFJ銀行などが19年ぶりにベアを実施し、民間銀行の動きに足並みをそろえた。
2014年度は賞与を含めた年収ベースで前年度より1.5%増える見通しだ。年収ベースの上昇率は97年の日銀法改正以来、最高となった。昨年4月に日銀が導入した量的・質的金融緩和の影響が日銀職員の給与にも広がってきた格好だ。昨年度の常勤職員の平均年収は730万円だった。
今回のベアは管理職を除く職員を対象としており、黒田東彦総裁ら幹部の給与は変わらない。