対話ロボットで高齢者支援 NTTデータが実証実験
NTTデータは対話ロボットを使った高齢者支援サービスの実証実験を25日に始める。東京聖新会(東京都西東京市)が運営する特別養護老人ホームにロボットを置き、データを2カ月間集めて見守りや健康管理、認知症の早期発見などに役立つかどうかを検証する。2016年度の商用サービス開始を目指す。
ロボット開発ベンチャー、ヴイストン(大阪市)の対話ロボット「Sota(ソータ)」を活用する。顔と手がついた人形の姿で、高さは約30センチメートル。台などに据え置いて利用者と対話する。
対話内容やセンサーからの情報をNTTデータのシステムに送信して分析することで、高齢者の行動や状態を推定する。「薬を飲みましたか」などの呼びかけも可能だ。NTTの研究所が開発した音声対話技術を使い自然な対話を実現した。