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トヨタ、テスラが特許開放 「自動車2.0」への挑戦

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 トヨタ自動車と米テスラ・モーターズが次世代エコカー関連特許の無償開放に踏み切った。トヨタは燃料電池車(FCV)で保有する全特許を無償公開することを米国時間の5日に発表。テスラも昨年6月に電気自動車(EV)の特許を開放することを表明している。100年以上、ガソリンエンジンを中心とする内燃機関に依存してきた自動車産業。次の100年を見据えた「自動車2.0」への挑戦が本格化する。

テスラも2014年6月、EV関連の全特許を開放

「今日こそが自動車産業の歴史の転換点になる」。世界のハイテク関係者が集結する米ラスベガスで開催された「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」開幕前の記者会見。審査中を含むFCV関連特許約5680件を無償公開することを表明した北米トヨタのボブ・カーター上級副社長は、プレゼンテーションをこう締めくくった。

トヨタはFCV関連特許を2020年までライバル各社に無償提供する。燃料に使う水素ステーションに関連する約70の特許は無期限で無償提供する。ライバル各社がFCVの開発をしやすくすることで同市場の拡大を促す戦略だ。

特許の無償公開に踏み切ったのはトヨタだけではない。米シリコンバレーのEVベンチャーであるテスラも昨年6月、同社が抱えるEV関連の全特許を他社が自由に使えるように開放することを表明した。

自社特許をあえて開放することで他社の市場参入を促し、新技術を普及させる手法はIT(情報技術)業界では「オープンソース」などと呼ばれる。米グーグルのスマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」などが同手法を活用してシェアを獲得することに成功した。ただ、自動車業界では異例の措置。トヨタとテスラの決断の背景には、排ガスを一切出さない無公害車「ゼロ・エミッション車(ZEV)」普及にかける意気込みが透ける。

テスラCEO「ライバルはEVでなくガソリン車」

「テスラのライバルはEVメーカーではなく、膨大な数のガソリン車だ」。テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏はこう語る。同社のEV年間販売台数は3万5千台程度。年間販売が1000万台を超えたトヨタでもFCVの生産台数は年700台程度にとどまる。両社が全力を挙げても、9000万台近い世界自動車販売台数にZEVが占める比率は微々たるものだ。

自動車の大量生産の幕開けとなった米フォード・モーターの「T型フォード」から100年余り、自動車産業はガソリンエンジンを中心とする内燃機関に依存してきた。世界の自動車大手の間では仏ルノー・日産自動車連合が累計20万台以上のEVを販売。ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)などもFCVを開発中だが、石油とエンジンを中心に回ってきた自動車産業のビジネスモデルの再構築を迫られるZEVを普及させるハードルは高い。トヨタとテスラが特許開放という異例の措置でZEV普及を促す背景にはこんな事情がある。

自動車業界ではZEVに加えて、究極の安全技術ともされる自動運転技術の開発も本格化している。CESではトヨタの発表に加えて、独ダイムラーが前後のシートが向かい合った「ドライバーレス・カー」のコンセプト車を発表した。ZEVがなしえる「無公害」と自動運転による「事故ゼロ」は自動車産業長年の悲願でもある。「15年のラスベガス」が自動車産業の転換点になるかどうかが注目される。

(企業報道部 田中暁人)

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