南海トラフ地震想定、高さ300メートルで合同訓練 大阪
大阪府や大阪府警、自衛隊などは20日、南海トラフを震源とするマグニチュード(M)9.1の地震が発生したと想定する合同訓練を府内各地で実施した。
陸上自衛隊は高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区、高さ300メートル)の屋上に無線通信の中継地を設置する訓練をした。周辺の道路が遮断されたとし、ヘリコプターを使い通信機器を屋上まで輸送した。こうした訓練は初めてという。
大阪府が昨年度発表した南海トラフの独自の被害想定では、津波で府内全体で約1万1千ヘクタールが浸水し、最大13万人超が死亡するとしている。