伊方原発3号機、20日に審査書案を議論 規制委
原子力規制委員会は18日、四国電力の伊方原子力発電所3号機(愛媛県)について、再稼働に向けた安全審査の合格証明書にあたる審査書案を20日に開く定例会合に示して議論すると発表した。委員らの了承が得られれば合格内定となり、1カ月間の意見募集を経て夏にも正式に決定する。
審査書案は原発の安全対策が2013年7月に施行した新規制基準に適合していることを示す内容。これまでに九州電力の川内1、2号機(鹿児島県)と関西電力の高浜3、4号機(福井県)が審査合格を決定済みで、伊方3号機は3例目になる見込みだ。
地元自治体などの同意を得る手続きも残るため、実際の再稼働は今冬以降になる公算が大きい。