今夏92地点で最高気温 四万十市、4日連続40度台
厳しい暑さが続く今夏、気象庁の観測地点927のうち、13日までに92地点で史上最高気温を更新したことが同庁のまとめでわかった。同庁は14日も猛暑日になる所があるとして関東甲信から九州の各地に「高温注意情報」を発表。東北から九州の広い範囲で18日ごろからの約1週間も平年よりかなり高い気温が見込まれるとして「異常天候早期警戒情報」も発表し、熱中症への警戒を改めて呼びかけた。
最高気温を更新したのは、13日まで史上初めて4日連続で40度以上となった高知県四万十市(41.0度)などで、うち69地点の記録は10~12日に集中していた。観測史上最高タイ記録となった地点も15地点に上った。
最低気温は12日までに、東京都心(30.4度)や津市(29.5度)など53地点で高い記録を更新。タイ記録も15あった。
また、8月上旬の平均気温は西日本(近畿―九州)で平年を1.3度上回り観測史上3位タイだった。東日本(関東甲信、北陸、東海)は同1.0度高かった。沖縄・奄美地方は1.4度高く、史上1位だった。
13日も西日本を中心に気温が上がり、四万十市の40.0度をはじめ174地点で35度以上の猛暑日となり、30度以上の真夏日は650地点となった。東京都心の最高気温は34.7度で、4日ぶりに35度を下回った。