水力発電少雨でピンチ 低い稼働率、電力需給逼迫も
一部地域を豪雨が襲う一方で全国的に少雨傾向にある今夏、水力発電所の稼働率を示す「出水率」が各地で低下している。全国で発電するJパワーの7月の稼働率は平年を20%下回る5年ぶりの低水準で、四国電力や九州電力も25%程度減ったもようだ。
水力は日本の発電量の約8%を担う。お盆明けも厳しい暑さが予想され、工場が再開すれば電力需給の逼迫感が強まる可能性がある。
出水率は河川の流れを利用する自流式水力発電...
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