日本マクドナルド、米国スタイルの期間限定バーガー来年初発売
日本マクドナルドホールディングス(2702)傘下の中核事業会社、日本マクドナルドは25日、2014年の新商品戦略を発表した。期間限定商品の第1弾として、1月7日から「アメリカンヴィンテージ」シリーズを始める。1950年代や70年代の米国をイメージしたハンバーガー6種を3月までに順次発売するほか、ポテトの特別メニューも売り出す。
1月7日から売り出すのは、50年代の米国の食堂をイメージした牛肉のハンバーガー「ダイナー ダブルビーフ」と鶏肉のハンバーガー「ダイナー ハニーマスタード」。「ダブルビーフ」は牛肉のパティを2枚載せ、粗びきの黒こしょうやリンゴ果汁からなるステーキソースで味付けした。「ハニーマスタード」は鶏肉のパティとグリルベーコンに、米国産マスタードとハチミツのソースをかけた。
このほか、1月下旬からは70年代、2月中旬からは80年代をイメージしたハンバーガーを、それぞれ2種ずつ投入する。いずれも単品価格は370円から410円。温めたチーズソースをかけたポテト「クラシックフライ チーズ」(単品は340円から370円)は期間を通じ販売する。
日本マクドナルドのカサノバ社長は商品の開発経緯について「13年はマクドナルドならではの商品の魅力を十分発揮できなかった。その教訓をふまえ、これまで最大級のヒットとなった『ビッグアメリカ』シリーズを基本に開発した」と説明した。「ヴィンテージ」シリーズ以降の期間限定品には、和風ハンバーガーも企画しているという。3月には新たな朝食メニューを販売するほか、年後半には鶏肉や野菜を薄い皮でくるんだ「マックラップ」を売り出すなど、積極的に新商品を展開する方針。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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