中国・新疆ウイグル自治区でまた襲撃事件
【北京=阿部哲也】中国国営の中国中央テレビ(CCTV)によると、同国西部・新疆ウイグル自治区のホータン市で28日、何者かのグループによる襲撃事件が発生した。死傷者数は確認中としている。同自治区では26日にも警官と武装グループの衝突が起き、合計35人が死亡したばかり。詳細は不明だが、少数民族のウイグル族と漢民族との対立が背景にあるようだ。
ウイグル族はトルコ系のイスラム教徒が中心で、同自治区では民族間の摩擦がたびたび表面化している。2009年7月5日には多数の死者を出す大規模な暴動が発生。4周年に当たる今年7月5日が近づいているため、一連の事件との関連性を指摘する情報もある。