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8月の発受電電力量、前年比横ばい 火力向け石炭消費は過去最高

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電気事業連合会(電事連)が13日発表した8月の発受電電力量(速報、10社合計)は前年同月と比べ横ばいの858億3823万キロワット時だった。猛暑で西日本を中心に冷房需要は旺盛だったが、東北や北海道では前年より気温が低めに推移したため、全体の発電量は前年並みにとどまった。

火力は0.6%増の613億7966万キロワット時と2カ月連続で増加した。石炭消費量は火力発電所の新規稼働もあって、569万5890トンと単月として過去最高だった。原子力は0.4%減の17億5975万キロワット時。水力は発電所の稼働率を示す「出水率」が改善し、6.5%増の60億7838万キロワット時と2カ月ぶりにプラスとなった。

電力会社別では、8月の平均気温が昨年より低かった東北電力(9506)や北海道電力(9509)の管内でそれぞれ3.1%減、1.4%減とマイナスが目立った。東京電力(9501)は0.9%減。気温が前年とほぼ同じだったため、発電量は抑えられたという。

一方、猛暑が続いた西日本地域では、関西電力(9503)が0.6%増、九州電力(9508)は3.0%増と前年を上回った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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