東電に賠償資金481億円を追加交付 原賠機構
東京電力は23日、福島第1原子力発電所事故の賠償資金として原子力損害賠償支援機構から481億円の追加交付を受けたと発表した。741億円を受け取った9月に続く21回目で累計交付額は3兆964億円。政府から受け取った賠償資金の総額は、原子力損害賠償法に基づく1200億円の補償金と合わせて3兆2164億円となる。
18日までに東電が支払った賠償金の総額は2兆9849億円。東電は11月末までの支払い予定額が受け取り済みの資金を上回る見込みとなったため、今回の追加交付を申請していた。
資金は不動産・家財などの賠償金の一括払いに充てる。不動産の賠償は16日までに約9700件を対象に約1733億円、家財は約2万6400件を対象に約1210億円をそれぞれ支払った。政府に認定された賠償資金の援助枠は3兆9093億円で、残りは約7000億円となった。
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