枝野・海江田氏を聴取 東京地検、原発事故の対応巡り
東京電力福島第1原発事故当時の対応を巡り、業務上過失傷害容疑などで告発されている枝野幸男元官房長官(49)と海江田万里元経済産業相(64)に対し、東京地検が任意で事情聴取していたことが22日、関係者への取材で分かった。2人は対応に問題はなかったとして、刑事責任を否定したとみられる。
同容疑で告発されている菅直人元首相(66)は、刑事責任を否定する内容の意見書をすでに東京地検に提出し、聴取には応じない方針。
菅氏らは震災後、原子炉内の圧力を逃がす「ベント(排気)」作業を東電に急がせず、水素爆発で作業員らにけがを負わせたなどとして告発された。