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セシウム濃度一時上昇 「放出源は原発」福島県が推定

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福島県は27日、東電福島第1原発の北北西約3キロの双葉町で、19日に大気中の放射性セシウム濃度が上昇し、放出源は第1原発と推定されると発表した。双葉町に設置しているモニタリングポストで空間放射線量が一時的に上昇したことから、同県が調査していた。

19日午前に、第1原発の免震重要棟前で一時的に放射性セシウムの濃度が上昇。東電はこの原因や、付近で頭部を放射性物質に汚染された作業員2人との関連を調べており「双葉町との関連も含め調査を続けたい」としている。

福島県によると、双葉町の郡山公民館の線量は、19日午後1時半に毎時1.101マイクロシーベルトだったが、同1時50分に1.195マイクロシーベルトまで上昇。その後は徐々に下がった。

同県が空気中のちりを採取して測定した結果、放射性セシウムの濃度が4~6月よりも2桁高い値で検出されたという。〔共同〕

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