利根川取水制限を全面解除 台風でダム貯水量回復
利根川流域の6都県は台風18号で雨が降りダムの貯水量が回復したことなどから、18日午後1時に取水制限を全面解除した。国土交通省関東地方整備局(さいたま市)などでつくる利根川水系渇水対策連絡協議会が同日午前の会合で解除を決めた。
利根川水系では7月末、上流8カ所のダムの貯水量が減ったため、6都県で10%の取水制限を実施。今月6日、降雨が続いて河川の水量が増えたことなどから、取水制限を一時的に解除していた。
同整備局によると、8カ所のダムの貯水量は計2億2706万立方メートル。貯水率は66%(18日午前0時現在)で、平年の同時期に比べ9割以上にまで回復した。
利根川水系のダムは、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京の6都県に水を供給している。〔共同〕